By Catherine Shin
KCON 2026のArtist Stageで、&TEAMはぎゅうぎゅうに詰めかけた観客を前にパフォーマンスを披露した。多くのファンは推しメンバーを目の前ではなくスクリーン越しに見ることになったが、それでも最後まで熱心に見入り続けた。24時間も経たないうちに、公式のM Countdownステージでは、同じ9人がストリートウェアではなくモノクロの衣装で登場。最初の公演で見せた、ファンとの距離が近いゆるやかなエネルギーを、より鋭く、遠くまで届くように設計されたものへと切り替えた。これは幅広い表現力を試す場でもあり、&TEAMの米国デビューはそれを見事にクリアした。
その意味合いは、通常のKCON出演枠よりも重かった。&TEAMは2022年12月、Hybeの初の“global group”としてデビュー。レーベルのマルチホーム、マルチジャンル戦略のもとで結成された。そこからほぼ4年後、彼らは再び歴史を作った。日本関連のリリースで韓国の音楽番組の1位を獲得した初のグループとなり、KCONが試していた越境的な人気をまさに体現する結果となった。
KCONは、GRMAMY Museumでの親密なイベントに続く、彼らにとって初の米国公演だった。つまり、彼らのサウンドが日本と韓国の外でも通用するのかを試す実地テストでもあった。
Artist Stageは、その答えを音量で示した。Mnetがアプリ上で行列システムを試みたものの、入場は先着順となり、ステージを意識した薄暗い照明のもとで会場はすぐに埋まった。パフォーマンスの前には、メンバーたちがサインに応じ、バリケードに張り付くファンに手を振った。その距離の近さは、6曲構成のセットをセットリスト以上に印象づける要素となっていた。
セットの幕開けを飾ったのは、グループのブレイクスルーとなったバイラルトラック「Deer Hunter」。脈打つリズムと揃ったポイントダンスが、ショーに即効性のある引き込みをもたらした。続く「Back to Life」「FIREWORK」「MISMATCH」「Run Wild」「Go in Blind」は、人気だけでなく西洋寄りのプロダクションを重視して選ばれた楽曲で、グループを名前だけ知っているような観客も引き込むために組まれたセットリストだった。曲の合間には、メンバーが一人ずつ自己紹介を行い、客席の2人とダンス対決も実施。会場全体をパフォーマンスに巻き込んだ。
それに対して、Mnet Countdownのステージはより引き締まった内容だった。Artist Stageの6曲構成に対し、こちらは「Rush」と「Deer Hunter」の2曲のみ。衣装も、Artist Stageのストリートウェアから、黒と白のストライプが入ったレーシングジャケットへと変更され、それぞれのメンバーに合わせたシルバーのジュエリーやアクセサリーで仕上げられていた。BTSの「2.0」のカバーでは、デニムとレザージャケットを組み合わせ、赤の差し色を効かせたスタイルに再びチェンジ。オリジナル楽曲のパフォーマンスに向けてBTSが組み上げたスタイリングを思わせる演出だった。
&TEAMのクロスオーバーへの意欲が最も強く表れたのは、セット終盤、SANTOS BRAVOSが加わってBTSの「Permission to Dance」を披露した場面だった。ここでは、2組が共通の参照点であるBTSに収束した。BTSは、カジュアルな西洋の観客にとって今なお「K-pop」を最もわかりやすく示す言葉だ。この選曲によって、会場には一緒に口ずさめるほど親しみやすい空気が生まれた。&TEAM目当てで来たファンにとっては、同じレーベルのグループでありながら、ライブで見るのは初めてという人も多かったであろうSANTOS BRAVOSを知るきっかけになった。一方、一般来場者にとっては、それまで追っていなかったかもしれない2組への思いがけない入り口にもなった。