HYBEのABDが最初の一手を公開:ショートフィルム、遊び心あるウェブサイト、そしてこれからへの予感

HYBEのABDが最初の一手を公開:ショートフィルム、遊び心あるウェブサイト、そしてこれからへの予感

by Hasan Beyaz

HYBEの新設ガールグループレーベルABDが、初の公式ムーブを見せた。しかも、それは練り込まれた一手だ。現在、6本のショートフィルムが公開されており、レーベルのデビュー予定グループの一部メンバーをいち早く垣間見せると同時に、ABDが彼女たちを中心に構築しようとしているビジュアルとトーンの方向性を示している。

これらのフィルムは情報量を絞り、そのぶん空気感を前面に押し出している。3人の少女が自由に動き回り、靴にはA、B、Dの文字が刻まれている。彼女たちの一歩ごとに、地面にはスタンプのような色の跡が残る。鮮やかなパイプラインの中を「ABD」と叫ぶ声が駆け抜けていく。そこには肩の力が抜けた遊び心、鮮やかな独特さ、そして偶然ではないと感じさせる自信がある。

その感性は、フィルムと同時に公開された公式サイト abolddream.com にも通じている。トップページには、膨らんだ風船のような文字でレーベル名が表示され、どこかおもちゃのような印象を与える。イラスト調のカーソル、さらに風船を膨らませて割るミニゲームまで用意されており、全体の世界観を補完している。サイトは韓国語、英語、日本語、中国語、スペイン語で展開されており、最初から5つの市場を見据えたローンチであることが分かる。こうしたデザイン哲学に一貫しているのは、ありきたりなものに頼らないという姿勢だ。

レーベル名そのものにも、その意図が込められている。スローガン「A Bold Dream」ではCを飛ばし、AとBからDへと直接進む。そこには、型にはまった発想を退け、より予測不能なものを選ぶというメッセージがある。これが実際のデビュー時に音楽やパフォーマンスへどう反映されるかはまだ分からないが、少なくとも最初の意思表示としては筋が通っている。

ABDはHYBEのマルチレーベル戦略の一環として設立され、ガールグループ制作に特化している。SEVENTEEN、After School、IZ*ONE、TWSなどを手がけたプロデューサーSung Soo Hanが、グループの音楽、コンセプト、パフォーマンスを統括する。デビューは2026年後半を予定している。