Track-By-Track With KPOPWORLD YOON SAN-HAが「NO REASON」を解説

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YOON SAN-HAが「NO REASON」を解説

By Hasan Beyaz

多才さと再定義を軸に作られたアルバム『CHAMELEON』から9か月後、YOON SAN-HAの3枚目のミニアルバムは真逆のアプローチを取っている。変幻自在なコンセプトに隠れることなく、『NO REASON』は5曲を通して、「自分を演じることなく、そのままの自分を受け入れるとはどういうことか」を問いかける。表面的にはより小さな提案に見えるが、実際にはこちらのほうがずっと難しい。

『CHAMELEON』では、彼に動き回る余地が与えられていた。異なるサウンド、異なる声域、矛盾すら内包できるほど広いコンセプトがもたらす自由。『NO REASON』は、その安全網をあえて取り払っている。彼が語るところによると、このアルバムは「ただそうしたいから」という姿勢から始まったという。それは怠慢でもごまかしでもなく、純粋なクリエイティブな立場としての「ただそうしたいから」だ。自分を自分のまま保つために、理由を説明しないという選択。大声で主張するわけではないが、そこには確かな自信がある。

彼は企画段階から関わり、サウンドだけでなく作品に込める意図そのものを形作っていった。その深い関与は作品に表れている。テーマに合わせて組み立てられたアルバムというより、『NO REASON』は一つの記録のようだ。今の彼がどこにいるのか、何を求められてもいない時にどんな音を鳴らすのか、そしてアーティストが「飾らない自分で十分だ」と決めた時に何が起こるのか。その結果、タイトルがはっきり示す通り、「理由は必要ない」というシンプルな前提に根ざした作品になっている。

タイトル曲「IDK ME」は、その考えの中心に位置している。ブラス、重厚なベース、グルーヴィーなパーカッションで構成されたハイブリッドなポップチューンで、普通ならブリッジに隠しそうな一節――「自分のことすら分からない」――から始まる。そこに謝罪はなく、危機感もない。欠点ではなく出発点として描かれており、自己理解は前に進むための前提条件ではない、というのがこの曲の主張だ。進みながら見つけていけばいい。彼のボーカルは初期のリリースよりも深みを増しており、「IDK ME」はその主張を説得力を持って伝えるのに十分な余白を与えている。

アルバム全体は、その緊張感を解きほぐしすぎることなく保っている。冒頭曲はギターリフ、すでに決断済みのように鳴るドラムを軸にしたポップパンクで、こちらが追いつくのを待たない意志表示だ。「If We」は90年代R&Bを土台に、終わるべくして終わった別れのあとに残る独特の苦さを描きながら、それでもなお答えを探している。温かみのあるカントリーポップの「+1」では、つらい時期も振り返れば意味のあるものだったと捉え直し、マイナスが積み重なってやがてプラスになるような感覚を歌う。「demo」は飾らずに幕を下ろす。ミニマルなプロダクション、むき出しのボーカル。飾らないことを、最後の正当な形として選んだ人のようなサウンドだ。

5曲を通して、YOON SAN-HAは、自分自身に正直であること以外は何も求めない作品を完成させた。ここでは彼自身の言葉で、KPOPWORLDに各曲を案内してくれる。何を目指していたのか、リスナーに何を感じてほしかったのか、そしてついに自分を説明するのをやめるとはどういうことだったのかを語る。

「NO REASON」は、このアルバムの明確なオープニングステートメントだと考えています。何となく何かをしたくなる説明のつかない衝動と、気取らず100%本当の自分でいたいという欲求を表している曲です。サウンド的にもとても直感的でエネルギッシュなので、プロジェクト全体のトーンと方向性を完璧に示していると思います。

「IDK ME」は、私にとても近い存在の曲です。自分ですら自分を分かっていないことを受け入れながら、それでも今の自分のまま前に進んでいくと宣言する曲です。

「If We」は、別れのあとに残る感情を捉えた曲です。物事がまだ完全には整理されていない時に、「もしあの時……」という思いがもたらす気持ちを、落ち着いて表現したいと思いました。同時に、振り返っても結局は同じ結果になっていただろうという現実を受け入れる感覚も表していて、さまざまな相反する感情が共存する曲だと思います。

「+1」は、人生のつらい瞬間でさえ、振り返れば意味があったということを歌った曲です。聴いてくださる方にその温かさが少しでも慰めになることを願って歌いました。

「demo」は、このアルバムの中で最も率直な曲だと思います。洗練された姿ではなく、飾らないそのままの私をそのまま切り取った曲です。未完成な感情や考えであっても、それぞれに意味があると思っているので、できるだけありのままに表現しようとしました。

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