TEN、9月にシングルアルバム『OUTWEST』を発表
by Isabel Miller

NCTのTENが、新しいシングルアルバム『OUTWEST』を9月4日、2026年にリリースすると発表した。
今回の発表は、TENのSNSアカウントで公開された短いティーザー映像とともに行われた。映像にはTENが複数のフィルムカットの中に収められており、グリーンの色味を帯びたものもあれば、反転フィルターやぼかしがかけられたり、黒いラインが重ねられたりしているものもある。いずれも古いフィルムを思わせる縁取りで囲まれており、こうした独特の構成とフィルターの使い方が、映像にミステリアスでシネマティックな印象を与え、期待感をさらに高めている。
このシングルアルバムには、タイトル曲と同名の楽曲に加え、Bサイド曲「IRL」が収録される。制作とクリエイティブ面での主導権という点でも、TENにとって新たな章の始まりを意味する作品となる。TENは、4月にSM Entertainmentとの専属契約を終了した後、7月に共同設立した新会社 ILLIMNT のもとで、両曲の制作プロセスに参加している。

ILLIMNTは、自らを「音楽、カルチャー、ビジュアルアート、ファッション、オリジナルコンテンツ、ブランドパートナーシップをつなぐ」クリエイティブハブと位置づけている。初期のプレスリリースでは、同社は「本当のアイデンティティ」と、真正性と限界を押し広げる創造性を重視した独自の“色”を軸にした、アーティスト中心のアプローチを取る意向だと説明している。現時点で ILLIMNT の主なアーティストはTENであり、彼自身の思いが最前面に置かれている。そのため、最初のティーザーは特に意味深い。シネマティックな演出は ILLIMNT の創造性重視の姿勢をより強く印象づけると同時に、TENが自身のクリエイティブコントロールを生かし、業界で一般的に見られるものを超えた“限界を押し広げる”ビジュアルを生み出そうとしていることを示唆している。
TENは7月下旬、NCT Uとしてデビューしてから10周年を記念したスペシャルシングル「If You Don’t Mean It」をリリースした。『OUTWEST』は、SM Entertainmentを離れ ILLIMNT を立ち上げてから初めてとなる、記念性のないリリースであり、企画からクリエイティブ全体を自ら主導した最初のプロジェクトでもある。どんなサウンドとビジュアルを見せるのかが、今後の流れを決定づけることになりそうだ。