JEON SOMI、‘Chaotic & Confused’を発表し、サウンドを新たな領域へ押し広げる
by Hasan Beyaz

Photo Credit: THEBLACKLABEL
JEON SOMIが2枚目のEP、Chaotic & Confusedを携えて戻ってきた。タイトル曲「CLOSER」は、楽曲の鋭いエネルギーをそのまま映し出すミュージックビデオとともに公開され、むき出しのカオスと、静けさを帯びた洗練された優雅さの瞬間を行き来する。
このシングルは、クラシックな「Beautiful Girls」的なムードを再解釈しつつ、それをStutter Houseという新しいジャンルへと落とし込んでいる。その結果、官能的な空気感と緊張感の高まりが交錯し、一度つかんだら離さない仕上がりに。大きく大胆なプロダクションは、アーティストとしての成長をはっきりと示している。
しかしChaotic & Confusedは一つのサウンドだけにとどまらない。各トラックがそれぞれ異なる世界観を掘り下げている。「Escapade」はポストパンクを新鮮にアレンジし、「EXTRA」はディスコとR&Bを洗練された形で融合。タイトル曲そのものも、ポップのスタイルの間を予測不能に飛び移る。そしてEPの最後を飾る「DELU」は、深く感情的なR&Bバラードだ。これらの楽曲は、内面の葛藤や若いアーティストとしての重圧に向き合う物語を描き出している。
JEON SOMIはアルバムの多くを作詞・作曲し、ビジュアルやパフォーマンスの方向性づくりにも携わった。Chaotic & Confusedは、THEBLACKLABELの看板アーティストとして、より複雑な一面を見せながら、クリエイティブな主導権を完全に握ろうとする明確な一歩となっている。
さらに、TEDDY、Vince、B.I、Johan Carlssonといった大物プロデューサーや作家など、強力なコラボレーター陣も参加し、そのサウンドをさらに前へ押し進めている。
Chaotic & Confusedは、率直で生々しい作品だ。自分の中のカオスと闘い、その葛藤の中に美しさを見いだすことについて描いている。JEON SOMIにとって、それはデビュー当初の姿を越え、自分自身のやり方で独自の道を切り開き始めていることを示す、はっきりとしたサインだ。