CORTIS、<PUT YOUR PHONE DOWN> 米国劇場ツアーが先行販売で完売

CORTIS

<PUT YOUR PHONE DOWN> 米国劇場ツアーが先行販売で完売

By Isabel Miller

2026年6月1日、Big Hit MusicはCORTISの<PUT YOUR PHONE DOWN> 北米公演を発表した。開催地はToronto、New York、Atlanta、Irving、Los Angelesで、各公演はツアーが7月に韓国・Incheonで幕を開けた後、8月前半に予定されている。その後、8月下旬から9月にかけてはSeoulおよび日本・Kanagawaでも公演が行われる。

<PUT YOUR PHONE DOWN>はCORTISにとって初のワールドツアーだが、North America訪問はこれが初めてではない。昨年、同グループはNew Yorkで開催された完売イベント「2025 KOOM Festival」に出演し、2026年3月にはLos Angelesで自身のiHeartRadio LIVEイベントも開催した。この公演は需要の高さが見込まれたため、応募制で実施された。こうした2度の出演は、CORTISのデビューミニアルバム『COLOR OUTSIDE THE LINES』がNorth Americaで与えたインパクトを物語っている。同作はBillboard 200で15位を記録し、第5世代K-popアーティストとしては史上最高位の初登場となった。

2026年5月4日にリリースされた2作目のミニアルバム『GREENGREEN』の成功を受け、その需要はさらに高まっている。この作品はNorth AmericaでのCORTISのこれまでのチャート成績を大きく上回り、Billboard 200で3位を獲得。先行公開曲「REDRED」のバイラルヒットにより、デビューから5年以内の韓国ボーイズグループとして初めてSpotifyのグローバルランキング入りを果たした。主に韓国の音楽ストリーミングサービスMelOnではなく、海外で広く使われるSpotifyで人気を集めていることは、CORTISの国際的な支持を特に強く示している。そして、2025年デビューの第5世代K-popアーティストの中でも、その勢いは他と比べて急速に加速し続けていることがうかがえる。

そのため、North America各地で劇場規模の会場を押さえたことは興味深い選択だ。特に、IncheonでCORTISの公演を開催する15,000人収容のInspire Arenaと比べると、その違いは際立つ。今回の5会場はいずれも収容人数が3,500〜6,000人規模で、最大規模はLos AngelesのYouTube Theaterで、レイアウトによって最大6,000人を収容できる。今朝行われたCO ER Membership先行販売では、購入可能なCORTISファンパスを持つ人に限定されていたにもかかわらず、この日程は20分足らずで完売した。Xでは、Madison Square Garden内のInfosys Theaterで開催されるNew York公演のTicketmaster仮想待機列を写したスクリーンショットも共有され、そこには47万5,000人が並んでいると表示されていた。SNS上で共有された他のスクリーンショットでも、いくつかの日程で待機列が40万人を超えていた。さらにSan Francisco公演の追加開催も発表されたが、同様にキャパシティは小さく、待機列も大きい上、新しい都市での公演ということもあり、需要に応えるための追加公演とは言いにくい。

CORTISがより大きな会場を完売できたであろうことは明らかで、そうした大規模な計画を裏付けるだけのチャート実績もすでに備えている。では、なぜ劇場を選んだのか。現時点の情報では、各公演で明確な「スマホ禁止」空間を設ける計画があるとは示されていないものの、ツアータイトルは命令形のように読め、ライブ中にカメラを置き、観客がその瞬間に完全に集中する時間を求めるアーティストが増えている流れとも重なる。タイトルそのものが、スマホ画面越しではなく、ファンが生で親密にショーを体験することを示唆している。Big Hit Musicが、CORTISの<PUT YOUR PHONE DOWN>ツアーをこの方向へ導くために、あえて限定感を打ち出した可能性は高いように思える。

より小規模な会場で観客数も少ないため、CORTISはファンと物理的に近い距離で、より個人的な交流がしやすくなるだろう。大規模で遠いステージ演出よりも、その場の熱量と直接の接触を強調できる。何よりビジネスとして成立するこの業界で、物販や大量のチケット販売よりも、記録に残らないかもしれない個人的な交流を優先するのは意外で、場合によっては逆効果にすら見えるかもしれない。だが、そのぶんイベントとしては独自の強みを持つことになる。この手法にはリスクもある。会場の中にいる人のために作られた特別感は、裏を返せば、外れた人にとっては手が届かない閉鎖性として映る可能性もある。

CORTISはすでに、今回のツアー以外でもはるかに大きなステージに出演予定だ。たとえば、9月12日にEstadi Olímpic Lluís Companysで開催されるKBSのMusic Bank in Barcelonaは、収容人数56,000人を誇る。<PUT YOUR PHONE DOWN>の親密な空気が、この先のCORTIS、あるいは音楽業界全体のライブパフォーマンスのあり方にどのような影響を残すのか、今後も注目したい。

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