BOYNEXTDOORの初のワールドツアーが示す新たな章

BOYNEXTDOORの初のワールドツアーが示す新たな章

By Catherine Shin

デビューから3年、BOYNEXTDOORは驚くべきスピードで前進している。ただし、従来のK-popグループがたどってきた形とは少し違う。

KOZ Entertainment所属のBOYNEXTDOORが、BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.2.' を発表した。この24都市にわたるワールドツアーは2027年初頭まで続き、韓国、日本、北米、東南アジアを巡る。2023年にデビューしたグループとしては、この規模感が彼らの勢いの大きさを物語っている。

7月17日から19日までKSPO DOMEで3夜連続公演を行うソウルを皮切りに、8月1日と2日には釜山のSajik Indoor Gymnasiumでもステージを披露する。続いて日本へ向かい、Kanagawa、Osaka、Miyagi、Chibaなど6都市がスケジュールに組まれている。

その後は北米へ移動し、10月30日のDallasからツアーがスタートする。Pompano Beach、Chicago、New York、Toronto、Vancouver、Seattle、San Francisco、Los Angelesを経て、11月24日のMexico Cityで締めくくられる。さらに12月から1月にかけては、Jakarta、Kuala Lumpur、Taipei、Hong Kong、Singapore、Bangkokなど東南アジア各地で公演を行い、ツアーを完走する。

このタイミングには意図がある。グループ初のフルアルバム『HOME』が6月8日にリリースされる予定で、ツアー開始の6週間足らず前となる。これまで主にシングルとEPでディスコグラフィーを築いてきた彼らにとって、しっかりとしたアルバムを軸にワールドツアーを始めるのは、大きな次の一歩に感じられる。

とはいえ、この展開はK-pop全体で起きているより大きな変化も映し出している。グループがより早い段階でツアーに出て、成長のスピードを上げ、豊富な楽曲数よりもファンの需要に支えられてアリーナ規模の公演を成立させる流れが強まっている。

BOYNEXTDOORは、デビュー組でもありながら、まだ活動歴3年という絶妙なタイミングでこの流れの中に入ってきた。ちょうど今、初のスタジオアルバムを発表しようとしているところだ。

先行公開曲「Ddok Ddok Ddok」はすでにHOMEに先駆けて公開されており、昨年から今年にかけては「Earth, Wind & Fire」や「If I Say, I Love You」といった楽曲が土台を築いてきた。とはいえ、KNOCK ON Vol.2は単なる通常のカムバックサイクル以上の意味を持つだろう。特に北米で、BOYNEXTDOORのファンベースが国際的にどこまで広がったのかを試す機会のようにも見える。

また、今のK-popにおいて「ワールドツアー」とは何を意味するのか、という問いも残る。タイトルとは裏腹に、今回のスケジュールにはヨーロッパが含まれていない。これは、大規模ツアーではアジアと北米が優先されがちな現状に対し、海外ファンの間で批判が強まっている点でもある。今後追加公演が発表されるかは不透明だが、この不在はBOYNEXTDOOR固有の問題というより、業界全体の傾向を反映している。

それでも、このギャップがあってなお、KNOCK ON Vol.2は大きな転換点を示している。BOYNEXTDOORはもはや、K-popの有望な新人の一組としてだけ見られているわけではない。すでにグローバルな存在として認識され始めており、このツアーはその証拠だ。

チケット情報は今後数週間のうちに公式チャンネルを通じて案内される予定だ。