IVE、ニュージーランドで動員記録を更新
by Isabel Miller

IVEは、K-pop業界のツアー記録を更新した最新のグループとなり、Aotearoa New ZealandにおけるK-popコンサートの最多販売記録を打ち立てた。
6月20日、6人組のIVEは、2度目のワールドツアー<SHOW WHAT I AM>の一環として、Tāmaki Makaurau AucklandのSpark Arenaで8,000人の観客を前に公演を行い、ニュージーランド史上最多動員のK-popコンサートとなった。
このツアーは、2025年11月にSeoulのKPSO Domeでの3夜公演からスタートした。その後、メンバーはMalaysia、Japan、Philippines、Singapore、Macao、Sydney、Melbourne、そしてNew Zealandを巡ってきた。アジア公演は6月24日にJapan・Tokyoでいったん締めくくられ、7月から8月にかけてNorth America各地で公演を行った後、9月にはHong KongとTaipeiで再開される予定だ。
今回の記録的な公演については、Spark ArenaとプロモーターのLive Nation New Zealandが発表した。さらに広域の支社であるLive Nation Australasiaのデータからは、こうした動きが長らく待たれていたこと、そしてこの地域では今後さらに記録更新が起こり得ることがうかがえる。同社によると、2015年から2024年にかけてAsia Popツアーは約600%増加し、ツアーを行うアーティスト数も275%増えたという。これまでAustraliaが先行する傾向にあったが、K-popは2016年にB.A.Pが同国で初めて開催したK-pop公演以来、Aotearoa New Zealandでもライブツアーの存在感を示してきた。IVEの成功した来訪は、いずれNew Zealandへの進出がさらに広がり、ツアースケジュールの中でより安定した定番の開催地になっていく可能性を示している。
とはいえ、なお不確定要素も残る。JYP EntertainmentのITZYは、3度目のワールドツアー<TUNNEL VISION>の日程の中で同じ会場での公演を当初発表していたが、現在は公表されていない予期せぬ事情により中止となっている。彼女たちは2024年に2度目のワールドツアーでAuckland公演を成功させており、再訪を計画していたことから、事務所がこの試みを有益と見ていたこと、そして中止の理由が会場や販売状況とは無関係である可能性がうかがえる。一方で、コンサートをめぐる複雑な事情が日程全体の完全中止、しかもツアー全体を通して中止された唯一の日程になったことは、New Zealandを事務所にとって安定したツアー開催地として維持するには、乗り越えるべき課題があることを示している。
それでも、すでに前進は見られている。すでに発表済みのツアーの中には、Auckland, New Zealandを含むものもあり、BABYMONSTERはWorld Tour (CHOOM) の一環として2026年12月8日にSpark Arenaを訪れる予定だ。IVEの記録的な公演は、New ZealandでK-popイベントがいかに成功し得るかを示すと同時に、この業界がまだ十分に応えられていない観客が存在することも浮き彫りにした。その状況は、すでに変わり始めている。