ILLIT、初のツアーを発表:2026 ‘PRESS START♥︎’ ラン

ILLIT、初のツアーを発表:2026 ‘PRESS START♥︎’ ラン

by Hasan Beyaz

ILLITが初のコンサートツアー「2026 1ST TOUR : ILLIT LIVE ‘PRESS START♥︎’」を発表しました。デビューから2年足らずで、ファンミーティングから体系的なライブツアーへの明確な移行を示す発表です。

PRESS START♥︎は、2025年のデビュー・ファンミーティング公演シリーズ「2025 ILLIT Glitter Day」に続く、ILLITにとって初の本格的なツアーです。Glitter Dayは2025年6月にソウルの Olympic Hall で始まり、その後日本公演へと拡大し、再度ソウルでアンコール公演を行いました。Glitter Dayがアクセス性やファンとの交流を重視していたのに対し、今回のツアーはILLITを“ツアー・アクト”として形成していくことを意図しています。

ツアーは3月のソウル公演で幕を開け、その後、夏にかけて日本公演を中心に巡り、8月に香港で閉幕します。規模はコンパクトですが、日程の組み方は慎重で計画的に感じられます。これはアリーナ級のヘッドラインツアーへ無理に突入する試みではなく、継続的なライブ活動への第一歩を着実に踏む構成です。

ソウル公演と日本公演開始の間に目立つ空白期間があり、ツアーは段階的な展開として組まれているため、連続公演というより段取りのある構成になっています。ILLITが早期から手応えを示している日本がスケジュールの中心を担い、夏にかけて複数都市やリピート公演が組まれています。

会場の規模については一部で議論が出ていますが、日程の流れを見ると狙いが明確です。ツアーはまずより親密な劇場で始まり、その後 Toyota Arena Tokyo(約1万人収容の新設アリーナ)に至るという構成で、グループが抑えられているという見方に対する反証にもなっています。デビューから間もないグループにとって、この構成はパフォーマンスの成長と安定性を優先しているように見えます。

また、広範なグローバル公演が含まれていない点は、PRESS START♥︎が地域にフォーカスしたツアーであり、ILLITが既にライブ活動で存在感を示している市場を優先していることを示しています。現時点の現実的なツアー戦略と言えるでしょう。

重要なのは、このような日程設計が、期待に先立って“ヘッドライン化”するのではなく、実際のライブ履歴を積み上げる余地をILLITに与えていることです。主要都市での複数公演や会場規模の変化は、セットリストの進化、パフォーマンスの精度向上、ステージ上でのグループの相互作用を深めるための時間を作ります。ツアーを通じてアクトが形成される――発表だけではなく実際に作られていく――というプロセスにPRESS START♥︎は重きを置いています。

タイトルであるPRESS START♥︎は示唆的で、今回の初ツアーをライブ需要、体力、観客の反応を試すテストランとして位置づけています。さらなる拡張に向けた前段階と言えるでしょう。

2026 1ST TOUR : ILLIT LIVE ‘PRESS START♥︎’ — 日程

  • ソウル(韓国)

2026年3月14日–15日(Ticketlink Live Arena)

  • 愛知(日本)

2026年6月13日–14日(Aichi Prefectural Art Theater)

  • 大阪(日本)

2026年6月20日–21日(Orix Theater)

  • 福岡(日本)

2026年6月29日–30日(Fukuoka Sunpalace)

  • 兵庫(神戸)、日本

2026年7月18日–19日(Glion Arena Kobe)

  • 東京(日本)

2026年7月23日、25日–26日(Toyota Arena Tokyo)

  • 香港

2026年8月22日(AsiaWorld-Expo, Hall 10)