ENHYPENが米国ツアー「WALK THE LINE」を正式にスタート
by Hasan Beyaz

ENHYPENの米国進出が、ついに正式に幕を開けた。
7人組K-popグループであるENHYPENは、8月6日と7日にNew YorkのBelmont ParkにあるUBS Arenaで満員の2公演を開催し、待望のワールドツアー「WALK THE LINE」の米国公演をスタート。彼らがこのジャンル屈指の圧倒的なライブアクトである理由を、あらためて証明した。
今年前半にはアジア各地のステージを席巻し、Coachellaでも大きな話題を呼んだENHYPENは、2020年のデビュー以来の急成長をたどるハイエナジーなセットリストで、アメリカの地でもその存在感を示している。
情熱的な「Brought The Heat Back」でステージに登場した瞬間から、このショーのコンセプト――自己発見とファンダム(ENGENEs)とのつながり――がはっきりと伝わってくる。各曲と、パフォーマンスの合間に挟まれるシネマティックなVCRによって、物語性のある流れが描かれている。
セットリストは、彼らのディスコグラフィーを丁寧にたどる構成で、「Given-Taken」のような初期のヒット曲から、最新ミニアルバムDESIRE : UNLEASHや2ndフルアルバムROMANCE : UNTOLDの新曲までを織り交ぜている。
ツアーのためだけに用意されたPradaの特別な衣装に身を包んだENHYPENは、パフォーマンス同様、スタイル面でも抜群の存在感を放っていた。記念すべき初日公演では、「Bad Desire (With or Without You)」の英語バージョンが米国で初披露され、進化を続ける彼らのサウンドにアメリカのファンが新たに触れられる機会となった。
米国公演はNew Yorkだけで終わらない。すでにChicago公演を終え、次はHoustonとLos Angelesへと続く。Los Angeles公演は、グループが初となるEuropeツアーへ向かう前の、米国公演のグランドフィナーレとなる。
世界19都市で全28公演が行われる「WALK THE LINE」は、ENHYPENにとってこれまでで最も野心的なツアーだ。グループがどれだけ成長してきたか、そしてその独自のストーリーテリングを世界中のオーディエンスに届けたいという強い思いが、このツアーには表れている。
まだ活動歴の浅いグループでありながら、New Yorkで見せた自信と完成度は、デビュー公演というよりも、長期的な躍進に向けて万全に整えられた精鋭マシンのようだった。ENHYPENはただ「WALK THE LINE」しているのではない――そのライン自体を自ら作り上げているのだ。