BOYNEXTDOOR、初ツアーを記録したライブ盤『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1' FINAL - LIVE』を発表
by Hasan Beyaz
Photo Courtesy of KOZ Entertainment

BOYNEXTDOORは初のライブアルバム、BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1' FINAL – LIVEをリリースした。収録は昨年7月にKSPO Domeで行われたデビューツアーのソウル公演ファイナルからの16トラックで、KSTの2月4日午後6時に配信が始まった。節目となった公演をハイライト集にするのではなく、重要な場面で会場を掌握できることを証明するグループの“音”をより恒久的な形で残した作品になっている。
フルバンドの演奏をバックに、このライブアルバムはバンドアレンジにより楽曲がどう変化するか、満員アリーナで鳴らされたときの空気感を捉えている。セットリストは“IF I SAY, I LOVE YOU”、“Nice Guy”、“Dangerous”といった主要曲を行き来しつつ、観客の反応がはっきりと聞こえる構成で、特に“You But I Like You”では歓声や歌詞のコーラスがライブミックスの中で際立っている。
ソウル公演で話題になった場面のひとつ、SUNGHOの“Dear. My Darling”でのギターフィーチャーも、ファンが撮った短いクリップでは再現しきれない形で収められており、その瞬間に会場が反応する様子が即座に伝わってくる。アルバムの価値は抽象的な「エネルギー」ではなく、パフォーマンスが観客に刺さったときに生まれる集団的な反応の具体的な音にある。
KNOCK ON Vol.1は2024年12月にIncheonで始まり、23公演・13都市に及ぶアジアツアーへと成長し、東京でのアンコール公演とソウルでのフルスケールのファイナルで幕を閉じた。初期EPからの“But Sometimes”や“Crying”と、“IF I SAY, I LOVE YOU”や“Dangerous”といった後期のリリースが同じセットに並ぶことで、ツアー中にカタログがいかに短期間で拡大したかが際立っている。そこをつなぐのは観客であり、録音ブースではなく会場そのものがパフォーマンスを支えている。
このライブ盤はまた、BOYNEXTDOORが示してきた次の展開への橋渡しにもなっている。Weverse Liveで一部が示唆されていた初のフルアルバム計画などがその例だ。もしスタジオ期が彼らの活動領域を広げる意図を持つなら、このプロジェクトはもっと単純なことを成し遂げている:持続的なライブパフォーマンスでBOYNEXTDOORがどのように鳴るか、映像に頼らずフルセットで楽曲がどれだけの重みを保つかを記録している。